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予防接種

予防接種について

予防接種画像

ワクチンを前もって体内に投与しておくと、細菌やウイルスに対抗できる免疫ができ、特定の感染症に罹患しにくくなります。このような目的で行われる注射を予防接種と言います。大別して、病原性が弱くなったものを選別して作られた「生ワクチン」、ホルマリン処理などで毒性を無くした「不活化ワクチン」、細菌が作る毒素をホルマリン処理などで無毒化した「トキソイド」の3種類があり、それぞれの疾患ごとに適切な方法で作られています。

当院で行える成人向けのワクチン接種

  • インフルエンザ
  • 肺炎球菌
  • 髄膜炎菌、B型肝炎
  • A型肝炎
  • 破傷風
  • 麻疹(はしか)風疹(三日はしか)など
  • 帯状疱疹(50歳以上)
  • 水痘(水痘及び50歳以上の帯状疱疹の予防)

海外留学、海外出張、海外旅行など必要時ワクチン受け付けます。
※ワクチンの在庫がない場合がございますので、事前にご相談・ご確認をお願い致します。

インフルエンザワクチン

インフルエンザを予防する手段として、特に有効とされているのがワクチン接種です。免疫力の低下した高齢者の方をはじめ、幅広く行われています。
インフルエンザワクチンは、接種してから予防効果が出るまでに約2週間かかりますが、その効果は約5か月間持続します。通常、12~翌年3月頃の寒い時期に流行していますので、その前に予防接種を受けるよう心がけてください。

インフルエンザの予防効果について
  • 大人は1回の予防接種で6~7割、2回で9割の免疫がつくといわれていますので、原則1回ですが基礎疾患のある方など2回接種も状況により可能です。
  • 12歳以下は免疫が付きにくいため2回接種します。13歳以上であっても、高校受験・大学受験を控えた受験生やご家族は年内に2回接種しておくと安心です。
  • インフルエンザが重症化し脳症や肺炎の合併症を起こすことがありますので予防をお勧めいたします。
  • 予診票は当院で配っております。(こちらからダウンロードできます)
  • 大田区小児インフルエンザ予防接種予診票は当院で配っております。(複写式のためダウンロードできません)

詳細はこちらをご覧ください

接種の推奨事項

インフルエンザのワクチン接種は、流行の前に行うことが推奨されています。一般的には10月から11月にかけての接種が効果的です。
インフルエンザワクチンは、免疫機能が大人のように整っていない子どもには、1回の接種だけでは十分な抗体がつくられにくいといわれています。2回目の接種によりブースター効果が得られ、より強くより長い期間の免疫獲得が期待できます。

対象 生後6か月以上で12歳まで(13歳未満)の子ども
接種間隔 1~4週間(できれば4週間)あける
接種時期 10月頃に1回目を接種し、11月中に2回目を接種する
効果 2週間ほどで抗体の上昇が得られ、5ヶ月ほど続くのが一般的

また、13歳以上は通常1回接種ですが、2回接種することもできます。受験生やご家族は年内に2回接種しておくと安心です。インフルエンザワクチンは、当院でも毎年10月上旬から接種を開始いたします。接種スケジュールで悩んでいらっしゃる方は直接ご相談ください。

対象者 料金 助成方法 予診票
【一般】
16歳~64歳
(大田区の助成対象外)
4,000円
(税込)
接種日当日に当院から予診票をお渡ししますのでご記入後に当院に提出
【小児①】
6か月~13歳未満
(小児助成対象者)
※2回まで
2,000円
(税込)
接種日当日に当院からお渡しする「予診票兼接種費用助成申請書(2枚複写)」をご記入後、当院に提出 接種日当日に当院から予診票兼接種費用助成申請書(2枚複写)をお渡ししますのでご記入後に当院に提出
【小児②】
13歳以上15歳以下
(小児助成対象者)
※1回まで
【高齢者①】
65歳以上
(大田区の助成対象者)
無料
(自己負担
額0円)
接種日当日に大田区より9月下旬にご自宅に送付されている予診票をご記入後に当院に提出 接種日当日に大田区より9月下旬に患者様のご自宅に送付されている予診票をご記入後に当院に提出
【高齢者②】
60歳以上65歳未満の方で助成対象疾患をお持ちの方
(大田区の助成対象者)

・助成額: 1回の接種につき2,000円の助成(当院は税込み4,000円なので、自己負担は1回あたり2,000円となります)。
・助成回数: 生後6か月以上13歳未満の方2回まで、13歳以上中学3年生以下の方1回。

※注意事項として今季(2024年10月から2025年1月まで)においては点鼻フルミストは小児のインフルエンザワクチン助成対象外です(フルミスト点鼻液の値段は、当院では完全予約制で税込み9,000円となり、助成・減額されません)。
※インフルエンザワクチンは数に限りがございますので、予約を取られていても、ワクチンの在庫が無くなり次第終了となります。予めご了承ください。その場合は、当院HPお知らせにて周知させていただくようになります。個別に連絡は致しかねますので予めご了承ください。

インフルエンザの予防方法

高齢者におけるインフルエンザ予防接種費用助成

【実施期間】
令和6年10月1日から令和7年1月31日までとなります。
予診票は、9月26日に大田区から発送されております。
上記期間以外での接種は、全額自己負担となりますのでご注意ください。

【対象者】
大田区に住民登録があり、令和6年12月31日現在、次のいずれかに該当する方
1:65歳以上の方(64歳の方は65歳の誕生日の前日から接種が受けられます)
2:60歳以上65歳未満の方(59歳の方は60歳の誕生日の前日から接種が受けられます)で、心臓、腎臓、呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害で、身体障害者手帳1級をお持ちの方
※公費負担の対象となるのは、接種日時点で上記のいずれかの年齢に該当する方となりますので、ご注意ください。
※住所地特例を適用されている方は対象外です。

【接種回数】
1人につき1回
接種費用(自己負担額)
0円(自己負担免除)
接種日当日の持ち物
①予診票 ②氏名等が確認できるもの(健康保険証など)
接種日当日の服装
予防接種は一般的に肘から肩の間に実施します。腕まくりしやすい身軽な服装でお越し下さい。また、これから寒くなり重ね着も多くなると思いますが、円滑な接種のため、接種前には上着を脱いでお待ち下さい。

予防接種前に医師と相談が必要な方
  • 心臓病、腎臓病、肝臓病や血液の病気などの方
  • 発育が遅く、医師、保健師の指導を受けている方
  • 過去に予防接種を受けた時に、2日以内に発熱、発疹、尋麻疹などのアレルギーを疑う異常がみられた方
  • 薬の投与又は食事(鶏卵、鶏肉など)で皮膚に発疹が出たり、体に異常をきたしたことのある方
  • 過去にけいれんを起こしたことがある方
  • 過去に免疫不全の診断がなされている人及び近親者に先天性免疫不全症の人がいる方
  • 妊娠の可能性がある方
  • 間質性肺炎、気管支喘息などの呼吸器疾患のある方

予防接種を受けられない方
  • 発熱のある方(37.5℃以上の人)
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
  • 過去にインフルエンザHAワクチンの接種を受けて、アナフィラキシー(通常接種後30分以内に出現する呼吸困難、全身性の尋麻疹などを伴う重症のアレルギー反応)を起こしたことがある人。なお、他の医薬品投与を受けてアナフィラキシーを起こした人は、接種を受ける前に医師にその旨を伝えて判断を仰いでください。
  • その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方

新型コロナワクチンとの接種間隔について

インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンとの接種間隔は、同時に接種することも可能です。

インフルエンザワクチンの効果と副反応

インフルエンザワクチンは、インフルエンザウイルスに対する予防効果があり、以下のようなメリットがあります。

・インフルエンザの感染予防
ワクチンは、インフルエンザウイルスへの免疫を強化し、感染のリスクを減少させます。ただし、ワクチンの効果は100%ではなく、接種後も感染する可能性はありますが、感染率を大幅に減少させます。

・重症化の予防
仮に感染した場合でも、ワクチンを接種していると症状が軽減される可能性が高いです。高齢者や免疫力が低下している人、持病を抱える人などがインフルエンザにかかると、重篤な合併症が発生することがありますが、ワクチン接種によりそのリスクを軽減できます。

・集団免疫
多くの人がワクチンを接種することで、ウイルスが広がる可能性を低減させ、集団全体としての感染リスクを減少させる効果があります。これにより、特にワクチンを接種できない人や免疫が弱い人を守ることができます。

・変異株に対する効果
インフルエンザウイルスは毎年変異します。ワクチンは、予想されるその年の流行株に基づいて製造されるため、すべての株に対して完全な効果があるわけではありません。しかし、ワクチンは多くの場合、似た株に対しても部分的な効果を持ちます。
全体として、インフルエンザワクチンは特に重症化予防に効果的で、毎年接種することが推奨されています。

インフルエンザワクチンの副反応は一般的に軽度であり、一時的なものが多いですが、いくつかの副反応がございます。

①一般的な副反応 注射部位の反応 痛み、腫れ、発赤:ワクチンを接種した部位が少し痛んだり、腫れたり、赤くなったりすることがあります。通常、数日以内に治まります。

全身的な反応
・発熱:軽度の発熱が1〜2日続くことがあります。
・倦怠感、頭痛:疲労感や軽い頭痛が生じることがあります。
筋肉痛や関節痛:ワクチン接種後に筋肉痛や関節痛が発生することがありますが、これも通常数日で治まります。

②稀な副反応
アレルギー反応
ワクチンの成分に対するアレルギー反応として、発疹やかゆみ、時には呼吸困難などの症状が現れることがあります。特に卵アレルギーのある人は注意が必要ですが、最近のワクチンはこの点でも改善されています。

アナフィラキシー(非常に稀)
非常に稀ですが、重篤なアレルギー反応であるアナフィラキシーが発生することがあります。症状は接種後数分から数時間以内に現れることが多く、すぐに医療機関で治療が必要です。

ギラン・バレー症候群(GBS)
非常に稀に、ギラン・バレー症候群と呼ばれる神経障害がワクチン接種後に発生する可能性があります。ただし、このリスクは極めて低く、インフルエンザにかかった場合のGBSのリスクと比較するとワクチン接種によるリスクは小さいとされています。

帯状疱疹ワクチン(シングリックス®)(ビゲン®)

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が初感染で水痘を引き起こした後に知覚神経節に潜伏感染し免疫低下などが誘因となり再活性化を起こして発症する疾患です。
日本における帯状疱疹の発生頻度は年間1000人当たり5人程度とされています。加齢に伴い増加する傾向があり、50歳を境に発症率が急激に上昇し70歳以上では1000人当たり10人以上となります。
アシクロビルなどの抗ヘルペスウイルス薬治療薬がありますが、色素沈着などの様々な合併症や帯状疱疹後神経痛(PHN)(皮疹消失後3ヶ月以上痛みが持続)により長期にわたり苦しむ場合が多いのでワクチンによる予防が大切です。

詳しくはこちらをご覧下さい。

※大田区に住民登録のある50歳以上の方は助成金制度がございます。

シングリックス
22,000円/1回 (大田区助成金対象の方は、助成金10,000円のため12,000円/1回で接種可)
ビゲン
8,000円/1回 (大田区助成金対象の方は、助成金5,000円のため3,000円/1回で接種可)

肺炎球菌ワクチン

肺炎のみならず、侵襲性肺炎球菌感染症などの深刻な疾患の予防についても、事前に肺炎球菌ワクチンを接種しておくことが重要です。このワクチン接種により、肺炎のリスクを軽減でき、重症化を防ぐことができます。

特に、養護老人ホームや長期療養施設などに居住されている方、糖尿病など慢性の持病をお持ちの方は、成人用肺炎球菌ワクチンの接種が推奨されています。

接種は、1年を通して、いつでも可能です。予防効果は5年弱と言われておりますので5年毎に肺炎球菌ワクチン予防接種されることをお勧めいたします。

※肺炎球菌ワクチンは、すべての肺炎を予防できるわけではありません。接種後も、うがいや手洗いを敢行し、日常的な公衆衛生活動を怠らないよう留意してください。
※都内23区では一定条件の該当者には助成金制度があります。
(満65歳の方 1,500円/1回 ※予診票を持参ください)

公費ワクチンの費用について

公費助成のある予防接種は以下の通りです。

公費種別 対象ワクチン 備考
●東京都公費 高齢者肺炎球菌 大田区発行の予診票をお持ちください
●大田区公費 風疹抗体検査 クリニックに予診票があります。他院で抗体検査を済ませている方は検査結果をお持ちください
●大田区公費 風疹ワクチン クリニックに予診票があります。他院で抗体検査を済ませている方は検査結果をお持ちください
●全国公費 風疹抗体検査(第五期) 大田区発行のクーポンをお持ちください
●全国公費 風疹ワクチン(第五期) 大田区発行のクーポンをお持ちください

自費ワクチンの費用について

通称 予防できる感染症 金額(1回あたり) 備考
●ヒブ(Hib)ワクチン インフルエンザ菌b型 7,000円 こども定期接種
●B型肝炎ワクチン「ビームゲン」 B型肝炎 6,000円
●A型肝炎「エイムゲン」 A型肝炎 8,000円
●四種混合DPT-IPVワクチン ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ 7,000円
●五種混合DPT-IPV-Hibワクチン ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、ヒブ 18,000円
●BCGワクチン 結核 10,000円
●MRワクチン 麻疹(はしか)風疹(三日はしか) 10,000円
●水痘(水ぼうそう)ワクチン 水痘(水ぼうそう)、(50歳以上には帯状疱疹の予防にも認可) 8,000円
●日本脳炎ワクチン 日本脳炎 5,000円
●二種混合DTワクチン ジフテリア・破傷風 4,000円
●4価HPVワクチン「ガーダシル」 子宮頸がん 16,000円
●9価HPVワクチン「シルガード」 子宮頸がん 35,000円
●流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ)ワクチン 流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ) 6,000円 こども任意
●23価の肺炎球菌多糖体ワクチン(PPSV23)「ニューモバックス」 肺炎球菌 8,000円
●15価の沈降肺炎球菌結合型ワクチン(PCV15)「バクニュバンス」 肺炎球菌 12,000円
●シングリックス 帯状疱疹 22,000円

※トラベルワクチンの場合は、診察料別途3,000円(税込)かかります。

当院で行える小児ワクチン接種

お子さまが受ける予防接種には、法律に基づいて地方自治体(市町村など)が実施する「定期接種」と、希望者が各自で受ける「任意接種」があります。このうち定期接種は、集団予防を目的とする感染症(A類疾病)と、個人予防を目的とする感染症(B類疾病)に分類できますが、小児期に受ける接種はA類疾病を予防するために行われます。

任意接種は、保護者の方のご判断で受けるか否かを決めるものであり、ロタウイルスによる感染性胃腸炎や、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)などを予防する目的で行われます。

現在、国内ではこのように公費負担と自費負担の2通りの予防接種が存在していますが、他の先進国では全ての予防接種の有効性が証明され、原則全ての小児に接種されています。当院はこのような背景を踏まえて、他の先進国同様に全ての予防接種を受けることを推奨しています。

※なお、どちらのタイプであっても、接種予定日に発熱などの体調不良が見られた場合は、その日のワクチン接種は延期し、体調が良くなってから接種することになります。どのくらい延期するのかは症状によって異なりますので、お子さまの体調が優れないときは速やかにご相談ください。

小児定期ワクチンの費用について

こどもの定期予防接種(無料)は以下の通りです。

通称 予防できる感染症
●ヒブ(Hib) インフルエンザ菌b型
●小児用肺炎球菌 肺炎球菌
●B型肝炎 B型肝炎
●四種混合DPT-IPV ジフテリア 百日咳 破傷風 ポリオ
●五種混合DPT-IPV-Hib ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、ヒブ
●BCG 結核
●MR 麻疹(はしか)風疹(三日はしか)
●水痘 水疱瘡、帯状疱疹
●日本脳炎 日本脳炎
●二種混合DT ジフテリア・破傷風
●HPV 子宮頸がん

小児任意ワクチンの費用について

こどもの任意予防の接種(自費)は以下の通りです。

通称 料金
●流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ) 6,000円
竹内内科小児科医院

診療科目

内科 小児科 糖尿病内科 アレルギー科 皮膚科

住所

〒145-0072 東京都大田区田園調布本町40-12-201

アクセス

東急東横線「多摩川駅」徒歩5分
東急多摩川線「沼部駅」徒歩6分
診療時間 日祝
9:00~12:00 -
15:30~19:00 - -

休診日:土曜午後・日祝日

当院では「クレジットカードやSuica・PASMO・PayPayなどの電子マネーもご利用いただけますので、お会計がスムーズに行えます。

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