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酒は飲んでも飲まれるなというけれど……。
ミュージシャンのGACKTが投稿した“忘年会”が話題を呼んでいる。
GACKTは、12月21日までにXを更新。自身が開催した忘年会の様子を投稿した。参加したメンバーは、 《2023年 忘年会 芸能人、ミュージシャン、俳優、格闘家、経営者。良いオトコだけ》
としたうえで、
《ウイスキー10本、焼酎5本、日本酒3本、ワイン5本。シャンパン5本。テキーラ20本。最後のテキーラ祭りは地獄の忘年会と呼ぶに相応しいフィナーレ》
と、大量のお酒を飲んだことを明かしている。
同忘年会については、出席者らが次々とSNSに写真をアップしており、川崎麻世、金子昇や、「TUBE」のボーカル・前田亘輝、本郷奏多、亀田興毅など数多くの有名人が参加していたことがわかっている。
GACKTの投稿に対し、 「公衆の注意を引く著名人が、“テキーラ祭り”のようなイベントを提唱することは、慎重に考えるべきです」 と憤るのは五良会クリニック白金高輪理事長・五藤良将医師だ。
「多量のアルコール摂取は、深刻な健康リスクをもたらし、最悪の場合、急性アルコール中毒により死に至る危険性があります。適量のアルコール摂取は、日本酒で一合、ビールで中瓶一本程度とされています。これを超えると、血液中のアルコール濃度が上昇し、健康に対するリスクが高まるんです」
GACKTは、同投稿で「本郷奏多はあれだけ体が華奢に見えるが、最後まで気合い入れて立ってた」などと、文字通り“酔いつぶれた”参加者がいたことを匂わせているが、これも危険な状態だ。
「すでに千鳥足や早口になっている場合、酩酊状態にあると考えられます。この状態から飲酒を続けると、泥酔状態から昏睡状態へ進行する恐れがあり、低体温症や呼吸抑制が起こる可能性があります。とくに冬季には、酔い潰れて寒い場所で寝てしまうと、凍死するリスクが高まります。一般に気温が11度以下で凍死の危険性が高まりますが、酩酊状態では体温低下が早まるため、気温が15~19度でも、凍死のリスクがあるんです。過去にはテキーラの大量摂取による死亡事例も報告されています。飲酒した量を“誇る”ような忘年会は危険です」(五藤医師)
実際、忘年会や新年会が続く年末年始は、飲酒を巡るトラブルが絶えない時期だ。
GACKT本人は、 《「時代が違う」 「そんな時代じゃない」 と言われるのは分かってる。 ただ、時代が変わってもGACKTの生き方は変わらないし、変えるつもりもない》
と予防線を張っているが、同投稿に対し批判的な声が多数寄せられている。
《酒イキリって大学生までかと思ってた》 《酒が強い自慢とか酒豪伝説は、いまやもううけないよね》 《なんかこの人ダサくなったね》 まるで“三流芸能人”の投稿だーー。
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