カルシウムを摂って骨の健康を守りましょう
10/20は世界骨粗鬆症デーだそうです。骨の健康について考えてみました。
【骨の構造と骨粗鬆症 】
骨は固い組織ですが、内部は網の目のような構造になっていて、常に古いものから新しいものへと作り変えられています。
加齢やホルモンバランスが崩れることで骨の密度(骨密度)や骨量が減って骨の内部の網目構造がスカスカになってしまう。これを骨粗鬆症といいます。
特に女性は、女性ホルモンが急減する閉経期を境に骨粗鬆症になりやすくなります。
【骨粗鬆症になるとどうなるの?】
ちょっとした事で転んだりします。 骨の強度が弱くなることで、手をつくなど日常生活の何気ない動作で骨折することがあります。
また、痛みがなく気づかないうちに自分の体重で背骨がつぶれて骨折していることもあります。 一度骨折した事で骨折したところを補うために別の骨に負担がかかり、骨折が連鎖するドミノ骨折にも注意が必要です。 骨折がきっかけで寝たきり生活になることもあります。
また、糖尿病の方は骨粗鬆症になりやすく、糖尿病の方とそうでない方を比べた研究では、1型糖尿病の方で3~7倍、2型糖尿病の方で1.3~2.8倍も骨折しやすいということが分かっています。
骨を守るには食事と運動 毎日の生活で骨の材料、カルシウムを骨に蓄えましょう。
1. 食事でカルシウムを摂る
2.運動と日光浴 カルシウムの吸収を助けるビタミンDを体内でつくるには日光にあたることが必要です。 外に出て散歩やウォーキングをしましょう。
カルシウムの多い食品 牛乳だけでなく、野菜や桜エビなどにもカルシウムは含まれています。いろいろな食材をいつもの献立に加えてみてください。
【骨粗鬆症検診を受けて現状を知る 】
大田区では40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、65歳、70歳の女性 (令和6年3月31日時点対象)に骨粗鬆症検診を行っています。(自己負担500円)
まずは自分の骨量を知ることから始めてみませんか? 当院でも、骨粗鬆症検診を行っております。
詳細はこちら↓
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/hoken/otona/kotusosyousyoukennsinn.html
(参考 公益財団法人 骨粗鬆症財団 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトe-ヘルスネット)
【カルシウムの取れる献立】
今回は干しエビご飯とチンゲンサイと干しエビの炒め物を紹介します。
桜エビご飯は、普段干しエビが魚臭いと嫌がる子供でもおいしいと食べられました♪
干しエビご飯
〈材料〉2人分
・炊いたご飯 300g
・干しエビ 大さじ2
・青のり 小さじ2
・白いり胡麻 小さじ1
〈作り方〉
①干しエビを空炒りする。
②干しエビ、青のり、胡麻をまぜる。
︎青のりを小ネギに変えたり、塩昆布を混ぜたり、炒り卵を加えたりするとバリエーションが広がります。
チンゲンサイと干しエビの炒め物
〈材料〉2人分
・チンゲンサイ1/2把
・卵1個
・干しエビ 大さじ2
・胡麻油 小さじ1
・ 塩、胡椒 適宜
〈作り方〉
①チンゲンサイを2〜3センチに切る。
②卵をとき、干しエビとまぜておく。 フライパンに胡麻油を入れ、大きめの炒り卵を作る。
③チンゲンサイを入れて炒め、塩胡椒で味付けする。
青梗菜も旬なお野菜なので、ぜひ作ってみてください!!
管理栄養士 福島 万里
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