新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は日本では落ち着いたように感じられますが、世界では更に増加しているようですね(2020年6月23日時点)。油断してはいけませんが、過度で異常な心配をし過ぎては精神的にもよくないですね。
以下の『新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き(第2版)』にあるように SpO2 の測定で酸素化の状態を把握することが望ましいと記載されております。
表1 重症度分類(医療従事者が評価する基準)(出典:『新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き(第2版)』。表2も)
・COVID-19で死亡する症例は、呼吸不全が多いために重症度は呼吸器症状(特に息切れ)と酸素化を中心に分類した。
・SpO2を測定し酸素化の状態を客観的に判断することが望ましい。
・呼吸不全の定義はPaO2≦60mmHgでありSpO2≦90%に相当するが、SpO2は3%の誤差が予測されるのでSpO2≦93%とした。
・肺炎の有無を把握するために、院内感染対策を行い、可能な範囲で胸部CTを撮影することが望ましい。
・軽症であっても、症状の増悪、新たな症状の出現に注意が必要である。
・ここに示す重症度は中国や米国NIHの重症度とは異なっていることに留意すること。
当院は内科小児科皮膚科を標榜していることもあり、小児用のSpO2測定器もありますので、測定ご希望の場合は診察時にお伝えください。
上記写真の通り、わが長男のSpO2は室内気で100%でした。