【肌荒れにはビタミンとたんぱく質を】
春、新生活の始まりと共に環境や季節の変化により肌荒れやニキビに悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。このような不調は皮脂の分泌過剰や血行や代謝の不良によっておこります。
新陳代謝が盛んになるのは夜です。十分な睡眠や栄養バランスのよい食生活で肌荒れを防ぎましょう。
◆肌の新陳代謝を促す食事のポイント
1.栄養バランスのとれた食生活を維持する
2.脂肪を摂りすぎない
3.野菜でいろいろなビタミンを摂る
ただし、食べたもの効果が肌に出てくるまでには約1ヵ月の期間がかかります。 個人差がありますが、肌細胞が入れ替わる期間は約28日と言われていて、ほぼすべての細胞が入れ替わるまでには約3か月の期間がかかります。食事の効果が明らかでないと諦めず、気長に続けていきましょう。
◆肌荒れに効果のある栄養素
●たんぱく質
皮膚細胞を作り、肌をみずみずしく保つ働きがあります。
肉類(脂肪の多いものやベーコンは避ける)、魚類、豆腐などの大豆製品など。
●ビタミンB1、B2
豚肉、レバー、大豆、納豆、ウナギ、牛乳、ヨーグルトなど。
皮膚の新陳代謝を促します。
●ビタミンB6
カツオ、マグロ、バナナ、玄米など。
皮膚の抵抗力を高め、ホルモンバランスを整えます。
●ビタミンC
緑黄色野菜、果物など。
肌にハリや潤いを与えて紫外線により増える皮膚表面のメラニン色素の沈着を防ぎ、シミそばかすを
予防します。
●ビタミンE
かぼちゃ、うなぎ、鮭、たらこなど 細胞の老化を防ぐ
これらのビタミンは、体内にためておけないので、毎日きちんと補給するように心がけましょう。
(参考 公益社団法人 日本皮膚科学会 新しい栄養学 高橋書店)
ピーマンはビタミンCを多く含み、緑色が濃いものほど含有量も増えます。加熱しても損失しにくいのも特徴です。
ピーマン、ねぎ、レモンでビタミンを、あわせて鶏肉の良質なたんぱく質をとって美肌を目指しましょう!
●とりとピーマンネギ塩炒め
■材料〈4人前〉
鶏もも肉300g
ピーマン 1袋
ネギ 2本 今回はわけぎを使用
塩 小さじ1強
胡椒 少々
レモン汁 大さじ1
鶏がらスープの素 小さじ1/2
ごま油 炒め用大さじ1/2
仕上げ用大さじ1/2
■作り方
是非作ってみて下さい!!
管理栄養士 福島万里
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