当院では、指先からの採血で20分で結果がでる「イムノキャップラピッドアレルギー検査」と、より詳しくわかる「View39」の2種類のアレルギー検査を用意しております。
目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、じんましん、花粉症・・・悩まされているその症状は、実はアレルギーかもしれません。
アレルギーを引き起こす原因物質を「アレルゲン」と言い、花粉やハウスダスト、食べ物など身の回りのいたるところに存在します。アレルギーの種類・原因は人によって様々で、1人が複数のアレルゲンを持っていることもあります。
原因によって注意が必要な時期や対策は異なるため、まずはアレルギーの原因を知ることが大切です。
年間を通して、様々なものがアレルギーの原因になります。
■ 8項目 : イムノキャップラピッドアレルギー検査 ■
検査可能 8項目
犬・猫・ヤケヒョウダニ
シラカンバ・スギ・カモガヤ・ブタクサ・ヨモギ
検査方法
注射器を使わないため、小さなお子様も検査できます。
保険適用可。3割負担の方で3,000円ほどの検査費用となります。
お子様は医療証も使用できます。
■ 39項目 : View39 検査 ■
より多く、より正確な定量検査をご希望であれば採血が必要となりますが、View39という39種類ものアレルゲンを確認するアレルギー検査も当院では積極的に行っております。
保険適応ですので、3割負担だと5,000円ほどの検査費用となります。お子様は医療証も使用できます。
「吸入系アレルゲン」と「食物系アレルゲン」に分かれます。まず吸入系アレルゲンは以下の通りです。
■吸入系アレルゲンは「吸入することで様々なアレルギー症状がでるタイプ」のこと。アレルギー性鼻炎のほか、気管支喘息・アトピー性咳嗽(がいそう)の原因にもなりやすいアレルゲンです。
■食物系アレルゲンとは、「食べることでアレルギー症状が出やすいタイプ」のこと。アナフィラキシーや蕁麻疹(じんましん)の原因にもなりやすいアレルゲンです。ただし、食物系アレルゲンの検査はあくまでも補助診断であって、必ずしも食事制限しなければならない、というわけではありません。
アレルギーチェックであなたのアレルギー度を確認してみましょう。ひとつでも当てはまればその症状はアレルギーが原因かもしれません。
- 決まった季節に目のかゆみ、充血、くしゃみ、鼻水がでる
- 掃除、衣替えなどをすると目のかゆみ、くしゃみ、鼻水がでる
- 肌が乾燥しやすく、湿疹が出やすい、荒れやすい
- ひじやひざの裏など屈折部に湿疹がでる
- 特定の食べ物を食べた後、じんましんがでたり、苦しくなったりする
- 果物や野菜を食べると口の中やのどがピリピリ・イガイガする
- 犬や猫などの動物に触れたり、ペットを飼っているお宅を訪問すると目のかゆみ、くしゃみ、鼻水がでる
- 息苦しいときがある(ゼーゼー・ヒューヒュー)
- 咳が8週間以上続くことがある
- 家族にアレルギーの人がいる
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スギ花粉や、ダニのアレルギーが確定診断された場合、「舌下免疫療法」も行っておりますので、ご相談下さい。
「舌下免疫療法」は、アレルゲン免疫療法(減感作療法)の一種で、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少しずつ体内に吸収させることで、アレルギー反応を弱めていく治療法です。
臨床試験の結果では、およそ80%の方に効果がありました。
ただし、治療期間が3~5年と、根気のいる治療になります。治療については、ご相談ください。
■ スギ花粉:シダキュア
■ ダニ:ミティキュア
いつでも治療は開始可能です。
鼻の状態が改善されます。
■ 舌下免疫療法について ■
<概要>
スギアレルギー(スギ花粉症)あるいはダニアレルギーと診断された患者さんの舌の裏(舌下)に、スギ花粉あるいは、ダニ由来のタンパク質から作成された薬剤を置き、最終的にこの薬剤を内服するという作業を続けることで、体の免疫を刺激し、アレルゲンに対して耐性をつける治療法となります。薬剤は、スギアレルギーの方には「シダキュア」、ダニアレルギーの方には「ミティキュア」という錠剤を用います。
免疫療法は、現状では「アレルギー疾患の唯一の根治的治療法」とされています。全く症状がなくなる「寛解(治癒)」の状態に至ることも多いですし、そうでなくとも、必要な抗アレルギー薬が減量可能になるなど、症状の改善を認めることがほとんどです。また、波及的な効果としてスギ·ダニ以外のアレルゲンによるアレルギー症状が改善したり、喘息の発症が抑えられたりする可能性も示唆されています。
<手順>
初回は診察を行い、スギあるいはダニアレルギーであることを確定するために、血液検査を実施します。
舌下免疫療法の初回開始時は、薬剤を院内処方でお渡ししますので、そのまま院内で最初の1錠を内服していただきます。30 分ほど、副作用が出ないか確認する必要がありますので、内服後、待合室で待機していただきます。
そのため、初回開始目的で来院される方は、終了間際の受付では開始することができません。診療終了時刻の 1時間前(最終受付時刻の 30分前)にはご来院いただく必要があります。副作用等の問題がないことを確認後、帰宅していただきます。
薬剤自体は、1日1回、少量から服用開始し、2 週間をかけて増量します。再受診時に、副作用等の問題がないことを確認します。維持量まで習加したら、その後は約3~5年にわたり継続して服用を行います。
詳しくは当院までお問合せ下さい。
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竹内内科小児科医院
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