ラピフォートワイプ2.5%は、原発性腋窩多汗症に対する1回使い切りのワイプ(拭き取りタイプ)の外用剤です。
2018年10月、米国で原発性腋窩多汗症の治療薬としてより販売されています。
ラピフォートワイプ2.5%はエクロックゲル5%と同様に保険処方ができる脇汗治療の外用薬として2022年1月に厚生労働省より承認されました。
原発性腋窩多汗症の方へ、保険適用で処方が可能です。(3割負担の方で1ヵ月約860円)
1日1回、ワイプ1枚(1包)を用いて両脇の下に塗布することで、ラピフォート2.5%の有効成分であるグリコピロニウムトシル酸塩水和物が、多汗症の原因となるエクリン汗腺の発汗を誘発するアセチルコリンの働きを阻害し多汗症を抑制します。
有効成分であるグリコピロニウムトシル酸塩水和物が、神経からの汗をだす指令をブロックすることで
過剰な脇汗を抑えます。
汗が抑えらることで、においの軽減にも期待できます。
明らかな原因がないにもかかわらず、日常生活で困るほど過剰に脇汗がでる病気です。
多汗症には「全身性多汗症」と「局所多汗症」があり、さらに他の疾患に伴って起きる「続発性」と原因不明な「原発性」に分けられます。
原発性腋窩多汗症は、緊張や自律神経の乱れといった精神的な要因や気候による暑さや室温などの温度条件に関わらず、腋窩(脇の下)から多量の汗が分泌され「日常生活に支障をきたすほど」の症状をいいます。
(日常生活に支障をきたすほどとは、衣服の選択が制限されたり、衣服交換が頻繁に必要であったり、シャワーも頻繁に浴びる必要があるような状態を指します)
※下記にあてはまる方は、使用前に医師・薬剤師へ伝えてください。
● 緑内障 ● 前立腺肥大症 ● お薬を使用してアレルギー症状がでたことがある
● 脇に傷口や湿疹・皮膚炎などがある ● 妊婦または妊娠している可能性がある ● 授乳中
1日1回、以下の手順でワイプ1枚(1包)を用いて両脇に1回使い切りで塗布します。使用後は、必ず手を洗いましょう。
原発性腋窩多汗症患者497名を対象とした国内試験。
■HDSSが2段階改善かつ両腋窩の発汗重量が半分以下に改善した割合、41.1%が改善。(対照群16.4%)
■HDSSが2段階以上改善した患者の割合、44.0%が改善。
毎日の使用によって徐々に効果が感じられます。効果を実感するためには、継続使用が大切です。
●口の渇き
●皮膚のかぶれ
●光をまぶしく感じる、目がかすむ
●尿が出にくい、尿の勢いが弱い、尿が近い
●体温調節の異常
・運動時や高温多湿の場所で、汗がでない、体温が異常に上がる
・熱中症を疑う症状(めまい、筋肉の痛み、手足がつる、頭痛、嘔吐、体がだるい、体に力が入らな い、集中できない、けいれん、意識の低下など)
ご不明点がございましたら、お問合せ下さいませ。
手汗を抑える薬(アポハイドローション)もございます。詳細はこちら ↓↓↓
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